行った場所の感想

行ってない場所の感想も書きます。

髑髏城の七人(上弦の月)の感想

髑髏城の七人の上弦の月、行ってきました!回る劇場は初めてだったのでそこでもテンションが上がってましたが本当に楽しかったです。

 

IHIステージアラウンド自体をよく知らなかったのですが客席が回るということで全速力で回されるのかと勝手に思っていたらスクリーンが流れる速度と同じ速さで客席も回る感じでした。乗り物酔いしやすいので、酔わないか心配でしたが上演中は大丈夫でした。でもやっぱり上演時間もあって終わった後は少し目が回りました。もしかしたら人によっては気分が悪くなるかもしれないですね。私が観てる時にも何人か気分が悪くなったのか途中で席を立ってる人がいました。(イメージは電車の風景を見てる感じです。感覚はもっとゆっくりですが)

ゆりかもめの市場前から行くとすぐにつきますが終わった後は豊洲まで歩きながら余韻に浸ってもいいなーと思いました。

 

「髑髏城の七人」はワカドクロをDVDで観たことがあったので一応予備知識はありました。
感想とかで全然違う!ってことは聞いてたのですが本当に全然違いました。3時間超えの長い舞台なのでワカドクロを観た時は登場人物を整理しながら見るのが大変だったのですが、今回の髑髏城は大分分かりやすくなってるなと思いました。

 

・登場人物(一部だけ)
捨乃介(福士蒼汰さん)
初めての舞台ということでどうなるのか全くわからなかったので少し不安だったのですが観たら不安は吹き飛びました。さわやかな捨乃介。
仮面ライダーで見て主人公のイメージがついていたのでスッと入ってきました。捨乃介が『大丈夫!』みたいなセリフを言うと見ているこっちも「あっ、大丈夫なんだ!」って思わせる雰囲気があってさすがだな〜と思いました。

霧丸(平間壮一さん)
実は平間さんが観たくてチケットを取って観に行きました。元々霧丸という登場人物は本来「沙霧」という女の子のキャラクターでした。
霧丸という男の子になってどうなるんだろう?と思っていたのですが私個人としては霧丸がいる髑髏城が好きだな〜と思いました。
平間さんがアクション出来る人というのもありますが捨乃介を助けたりする姿は頼り甲斐のあるバディというような感じがあっていいコンビだな〜と観てました。
全体的に捨乃介チームの身長は低めなのですがそれが捨乃介を引き立てていてそういうのも考えたキャスティングなのかな?と思いました。

極楽太夫(高田聖子さん)
私が観たワカドクロでは別の役を演じていたのでキャラクターが全く違う雰囲気に変わっていて驚きました。
ワカドクロでは小池栄子さんが演じてたからなのか少し可愛らしい面があったのですが、高田聖子さんになると頼れる女性というか姉さん女房のような感じがあって安心感がありました。笑いも取れたりしてさすがだなという感じでした。
最後のシーンはこっちの方が個人的には好きです。

兵庫(須賀健太さん)
須賀健太くんって子役時代のイメージが強かったので初登場で率直に大きくなったな〜と思いました。
笑いをとる所が多いキャラクターなのと動くしで見ていてとても楽しかったです。兵庫の父親と一緒に出るシーンは周りの人も笑ってました。平間さんと身長が多分同じくらいなのか並んでいる姿が2人とも小さくて可愛かったです笑

蘭兵衛(三浦翔平さん)
すごーーーーーく美しかったです。ロングのウィッグを付けている役なのですがロングヘアーが自然すぎてびっくりしました。
ドラマとかで見たことがある人、という感じだったのでどういうキャラクターになるのかな?と思ったらこちらもさわやかな蘭兵衛でした。

天魔王(早乙女太一さん)
とにかく迫力がすごかったです。プロフィールを見たらまだ若くてびっくりしました。
ワカドクロでは蘭兵衛を演じていたのですが今回は敵方の天魔王で序盤から悪役オーラを出しまくってました。
早乙女太一さん意外と身長があまり高くなくて登場時に「あれ?小さい?」と思ったのですが殺陣のシーンではそんなのを感じさせないような動きで本当にかっこよかったです。

 

・感想
髑髏城って全体を見ると結構辛いお話だなと思うんですが、殺陣のシーンなど所々にクスッと笑えるところを持ってきてそのあたりを中和してくれてるなと思いました。終盤の舞台装置が見た目もかっこよかったのと殺陣の後のやりとりを見てそのままラストシーンを見終えてスッキリ終われました。
回る劇場を生かして走り回ったりスクリーンの隙間から出てきたりと、暗転でお話が止まらないので本当に映画を観るように舞台を観られました。いわゆる暗転のような時はスクリーンが閉じるのですが閉じている間もスクリーンでこんな感じで移動してるよ、っていう映像が流れるのでシーンの流れがわかりやすかったです。舞台ってカメラワークが無いので見たい人を見てることが出来るので視点が自由な映画って感じですかね。
上弦バージョンの髑髏城はとにかくさわやかだな!という感じでした。さわやか主人公な捨乃介も新鮮で楽しかったです。今年やっていた髑髏城はこれしか観てないのですが他のシーズンのも観ておけば今までの違いとかも含めて楽しめるのかなと思いました。もちろんこれだけ観ても楽しめますが!
沙霧が男の子(霧丸)になったことでアクションシーンがすごく増えて殺陣でも飛んだり跳ねたりと平間さんをキャスティングしてくれたことに心から感謝しました。ありがとうございます。
ほぼ4時間という長丁場の舞台なので観終わった後の充実感もすごかったです。アクションが好きなら観て損はないかと思います。
下弦バージョンはまだ観ていないので比較はまだ出来ないのですが、上弦と変わるシーンがあるのか、これから観るのがとても楽しみになりました。